はじめに
久しぶりの読書日記です。9月と10月は実行委員会の活動で時間が取りづらく、なかなか読書習慣が定着しませんね…。今回読んだ本はこちらです。
SREの知識地図——基礎知識から現場での実践まで 2025/9/10
この本は、グループ内の読書会を通して読みました。 Xで SRE Nextの関係者が書籍を出版するのを目にし、皆の SRE に関する理解のベースラインを揃えるのにちょうど良いのではと思い、読書会を企画しました。目次を見る限り、既に理解している内容も多そうだとは感じていましたが、自分の知識整理も兼ねています。
読書会は、誰でも気軽に参加できるよう、事前準備なしのシンプルな形式にしました。 1 時間の枠のうち 20 分で 1 章を読み、残りの時間で印象に残った点や議論したいポイントを書き出して話し合うという進め方です。この本はテンポよく読めたので、時間配分としても問題ありませんでした。
感想
事前の予想通り、SRE の広範な領域を浅く広くカバーした内容で、全体像を掴むには最適な一冊でした。章ごとに執筆者が異なることもありそうですが、基礎知識の部分は特に丁寧で、入門者にとって非常に良い教材だと思います。
そのため、当初の目的である「SRE の理解のベースラインを揃える」という点は達成できたと感じています。特に、信頼性・オブザーバビリティ・トイル・障害対応といった重要な用語について、参加メンバー全員が共通認識を持てたのは大きな収穫でした。
一方で、実践編から自分の業務に直接役立つヒントが得られれば…と期待していた部分は、やや物足りなく感じました。扱っている範囲が広いことや、執筆者の所属する組織の体制が自分たちとは異なっていそうなこともあり、そのまま適用できるものは少なかった印象です。「用語は分かった。では実際どうすれば良いのか」という部分が薄くなるのは、SRE 実践に銀の弾丸が存在しないことの表れなのかもしれません。
また、今回は私がファシリテーションを担当したこともあり、どうしても議論が私の知識ベースに寄ってしまったところは反省点です。しかし、自グループの SRE メンバーが別プロダクトで直面している課題や、これまでの経験を共有してくれたことで、終始楽しく議論を深めることができました。
読書会後に「SREをはじめよう」の読書会を実施したというブログを読み、そこで KWL チャートを使って読書会を進めていたのを見て、とても良いアイデアだと感じました。次回はぜひ取り入れてみたいと思います。
簡単な記事ですが、最後まで読んでいただきありがとうございました。